丹後ゴージャスとその職人【篠村雅弘氏】

お召し生地とはその昔、徳川家11代将軍家斉が好んでお召しになったことから、その名前がついたともいわれている絹織物。
縮緬のように生地を織り上げてから精錬する後練ではなく、糸の段階で製錬し織り上げたものを言います。

そのような歴史ある絹織物を作る一方、篠春織物・当代篠村雅弘氏は伝統ある丹後ちりめんをベースに、常に意匠力と表現力で今の時代にもしっくり溶け込める絹織物を発信し続けています。

撚糸技術と織り技術を生かし幅約40㎝の和装帯地用織機を用い、本を開くように二重織機で織るショールやストールはちりめん本来の持つきめ細やかさと光沢の美しさに加え、ワッフルのような凹凸が生地にボリューム感を演出するにもかかわらず驚きの軽さです。

このような斬新かつユニークな発想は、丹後ちりめん=和装の域を軽やかに飛び越え、日本のみならず欧米の展示会でも常に評判を集めています。

 _P1020933